Dappsとは? 仮想通貨・ブロックチェーン初心者にもわかりやすく解説

Dapps

こんにちは、ヒデヨシです。

仮想通貨やブロックチェーンについて学んでいると、「Dapps」というワードが出てきます。

いったい何なのでしょうか。

今回は「Dapps」についてわかりやすくまとめて学んでいきます。

 

Dappsとは?

Dappsとは「Decentralized Application」の略で、「非中央集権・分散型アプリケーション」という意味です。

(ちなみに、発音はDee-apps(ディー・アプス)です。)

非中央集権? 分散型アプリケーション?

難解な言葉が並んでいて分かりにくいですね。

簡単に言うと、以下の条件を満たしたアプリケーションのことを言います。

<Dappsの特徴>

  • オープンソースで誰でも開発できる
  • 中央で管理する人がおらず、自動的に運用されている(ブロックチェーンの活用)
  • 使っているユーザーみんなが改善したいと要望すればアプリを改善できる
  • 暗号化されたトークンをもっている

▼参考リンク
The General Theory of Decentralized Applications, Dapps|GitHub

一つずつ説明していきましょう。

 

Dappsの特徴

オープンソースで誰でも開発できる

オープンソースとは、アプリケーションのプログラミング内容が公開されている状態です。

簡単に言うと、アプリケーションの設計図を無料配布しているようなものです。

知識をもっている人なら、その設計図を見てそのモノを改良したり新しい機能をつくりだすことができます。

企業などがアプリを作っている場合、企業秘密でその技術は公開されないことが多いですね。

しかし、オープンソースはみんなで協力して良いモノを開発していこうという思想が表れているものです。

これにより、世界中の開発者の協力を得ながら、アプリケーションの質を向上させていくことができます。

 

中央で管理する人がおらず、自動的に運用されている(ブロックチェーン技術の活用)

ふつう、企業がアプリケーションをつくると、そのアプリケーションは作った企業が管理します。

それに対して、Dappsに特定の管理者はいません。

正確に言うと「利用者みんなでアプリを管理」しています。

これは、「ブロックチェーン」という技術を使っているため。

ブロックチェーン技術とは、簡単に言うと、利用者全員で管理している記録技術です。

また、そのアプリケーションの運転はプログラムによって自動的に行われます。

特定の管理者に依存することがなく、情報の改ざんや消去などの不正ができない仕組みなので、ブロックチェーン上では信頼性のあるやりとりができるようになります。

 

ユーザーみんなが改善したいと要望すればアプリを改善できる

ブロックチェーン技術は「民主的な」技術とよく言われます。

というのも、ブロックチェーン技術は誰かの支配下にあるわけではなく、みんなで協力して開発し、みんなで協力して管理していこうという仕組みだからです。

この仕組みは、アプリの改善にも役立ちます。

たとえば、みんなで管理しているとはいえ、特定の誰かが権力をもっていて、自分の都合のいいようにアプリケーションを改変してしまうとユーザーに不利な状況になってしまいます。

ですが、Dappsの場合、「みんなで開発し、みんなで管理している」ため、そのような自分都合の変更はできません。

アプリを使っている多くの人の同意がないと、そのアプリケーションの改善はできないのです。

ですから、「改悪」が起こる可能性が低くなっています。

 

暗号化されたトークンをもっている

トークンとは、円やドルなどのお金(法定通貨)以外の「価値を持ったモノ」です。

たとえば、パチンコの玉のようなイメージ。

パチンコの玉は、そのパチンコ屋内では価値をもち、パチンコを遊ぶために使うことができます。

また、たまったパチンコの玉と様々な景品(お菓子や日用品など)とを交換することもできます。

これと同じように、トークンとは、そのアプリケーション内で使うことができる「仮想の通貨」と言うことができます。

アプリ内のゲームに使ったり、アプリの新しい機能を追加したり、トークンと引き換えに様々なサービスを受けることができます。

実世界のお金ではない、まさにトークンは「仮想通貨」です。

Dappsでは、こうした独自のトークンをもっており、それと引き換えに様々なサービスを提供してくれます。

 

以上が、Dappsについての説明になります。

なかなか難しいですが、要点を絞ると、「Dappsとはブロックチェーン技術をつかったアプリケーション」と解釈して大丈夫です。

 

さて、ここからは、Dappsが実際にどのような使われ方をしているのか、将来どのようにしてわたしたちの身の回りに普及してくるのかを解説していきましょう。

 

Dappsの用途

Dappsは、以下の用途をはじめとした様々なサービスが開発されています。

開発が進められているDappsの一部を紹介していきます。

 

分散型取引所(DEX)

DEXとは「Decentralized Exchange」、分散型取引所という意味になります。

特に、仮想通貨の取引所のことを言います。

現在、主な仮想通貨の取引所は「BitFlyer」や「Zaif」など、特定の企業がサービスを提供しています。

しかし、特定の企業が運営している取引所の場合、自分の仮想通貨や秘密情報をその取引所一カ所で管理することになります。

そうすると、ハッキングなどの外部からの攻撃を集中的に受けるリスクが増え、セキュリティの維持がとても難しくなってしまいます。

そこで、分散取引所(DEX)の出番です。

分散取引所では、仮想通貨や個人の秘密情報を利用者各自で管理します。

もちろん、自分のパソコンがハッキングされる可能性は消せませんが、数百億円という単位の大きな事件は防ぐことができます。

また、特定の企業の取引所を介さなくなるので、将来的には手数料もかからなくなり利便性が増します。

特定の企業の内部不正もなくなりますから、より安心して利用できるようになります。

 

データストレージサービス

データストレージサービスとは、デジタルデータ(エクセルデータ、PDFファイル、写真画像など)をネット上に保管できるサービスです。

インターネットに接続できる環境があればどこからでも閲覧や編集をすることができる利便性があります。

ただし、このサービスは Google や Dropbox といった特定の企業が提供しています。

もしこの企業が勝手に閲覧制限をかけてしまえば、自分のデータを見ることができなくなってしまいます。

こうして特定の企業に依存することは、ある意味リスクになってしまうのです。

それに対して、Dappsで開発されたデータストレージサービスであれば、世界中のブロックチェーン上に自分のデータが保存されていることになり、ハッキングされてデータを盗まれる心配がありません。

また、ブロックチェーン上に記録されているため、データが消えてなくなってしまうリスクもありません。

特定の企業に管理されることもなく、依存することもないので、安心して利用できるようになります。

 

個人認証(デジタルID)

世界規模での個人認証は「パスポート」によって行います。

これを、Dappsで行えるようにしようというものです。

生体認証技術などを応用して、ブロックチェーン上に個人の情報を記録しておきます。

そうすることで、たとえば、パスポートは必要なくなり、体一つで海外旅行に行くことができるようになります。

もっと身近な例でいえば、引越ししたときの役所関係の手続きも手軽になるでしょう。

面倒な書類を書く必要もなくなり、様々な手続きがピッと認証するだけで終わり、という未来も近くなっています。

 

デジタル医療カルテ

個人認証ができるなら、自分の病歴なども記録することができます。

また、Dappsのブロックチェーンにより、すべての人の病歴や手術歴などを閲覧できるようになります。

もちろんこれは個人情報ですので、見ることができるのは医師だけです。

今、世界中で難病に苦しむ人がたくさんいますが、さまざまな人の病気や手術の履歴を世界で共有することにより、難病に苦しむ人への効果的な治療法を見つけることにも役立ちます。

情報の共有もDappsの強みになります。

 

著作権など知的財産の保護

Dappsのブロックチェーン技術の大きな特徴は「改ざんできない」「消えることができない」というもの。

この特徴は様々なものに応用できます。

たとえば、知的財産の保護にも活用できます。

文書や絵などを公開すると、著作権が発生しますが、インターネット上だと誰が作ったものかわからず裁判沙汰になることも多々ある世の中です。

そこでブロックチェーンの特徴を利用して著作者と著作物のつながりを記録しておくことで、知的財産を保護することができるようになります。

 

ゲーム・予測市場

Dappsを利用したゲームもたくさん登場しています。

cryptkitties(クリプトキティーズ)」や「Etheremon(イーサエモン)」なんかが有名です。

オンラインカジノなども開発されています。

Dappsのブロックチェーンの特徴の一つに「みんなで管理・監視している」点が挙げられます。

これはつまり、ユーザーが不利になるような裏の不正を防ぐことができるということ。

ですから、運営者が一方的に勝つようなことはなく、公平にゲームができるようになります。

実際に金銭がかかってくるオンラインカジノなんかは公平性が重要になってきますから、Dappsの登場は待ちに待ったものでしょう。

 

Dappsについてまとめ

Dappsについてここまで学んできたことをあらためて以下にまとめておきましょう。

  • Dappsは「非中央集権・分散型アプリケーション」のこと
  • オープンソースで誰でも開発できる
  • 中央で管理する人がおらず、自動的に運用されている(ブロックチェーンの活用)
  • 使っているユーザーみんなが改善したいと要望すればアプリを改善できる
  • 暗号化されたトークンをもっている
  • 「改ざんできない」「消すことができない」「みんなで管理している」といった特徴を応用した様々なアプリケーションの開発が進んでいる

 

Dappsはブロックチェーン技術を応用したもの。

この革新的な技術を用いたサービスが広まれば、わたしたちの生活はさらに便利になるでしょう。

今後の活躍が期待される今注目の技術です。

 

以上、今回はDappsについて学びました。

ヒデヨシ

 

▼参考リンク
The General Theory of Decentralized Applications, Dapps|GitHub

 

Photo: Descryptive.com via flickr

 

Dapps

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