モネロ(Monero, XMR)とは? 仮想通貨初心者にもわかりやすく解説

Monero

こんにちは、ヒデヨシです。

仮想通貨について調べていると見聞きする「モネロ(Monero, XMR)」というワード。

いったい何なのでしょうか。

今回は、「モネロ(Monero, XMR)」についてわかりやすくまとめて学んでいきます。

 

モネロ(Monero, XMR)とは?

モネロ(Monero)はビットコインと同じ仮想通貨の一種です。

現実世界では「円」「ドル」「人民元」「ユーロ」のようにたくさんの種類の通貨が存在していますが、それと同じように、モネロはたくさんの種類がある仮想通貨のうちの一つになります。

通貨の単位は「XRM」です。

 

モネロ(Monero, XMR)の目的

モネロは、仮想通貨に匿名性をもたせてプライバシーを守るためにつくられました。

詳しく説明していきましょう。

 

仮想通貨の匿名性

ビットコインなどの仮想通貨は、ブロックチェーンという技術を利用して作られています。

ブロックチェーンには「みんなで監視・管理」しているという特徴があります。

仮想通貨の取引で不正がなされないように、誰にでも過去の取引履歴を見ることができるように透明性が確保されているのです。

具体的には、「○○月○○日、誰から誰にいくら送金された」という情報を誰でも見ることができるというもの。

このとき、「誰」という部分は名前ではなく「アドレス」と呼ばれる数十桁の文字列で表されているので、個人をイメージすることはできません。

最低限のプライバシーを保護しながら透明性が確保されています。

 

仮想通貨をつかった個人が特定される可能性がある

しかし、たとえば、街にあるお店で仮想通貨を使って買い物したとき、お店の店員に顔を見られます。

その店員が悪意をもって買い物客の過去の仮想通貨の履歴を参照したら、「アドレス」と「顔」が結び付き、個人が特定されてしまいます。

そうすると、「アドレス」をたどり、店員はそのお客さんがどれくらい仮想通貨を使っているかといった情報を知ることができてしまうのです。

これでは安心して利用できません。

こうした背景があり、仮想通貨に匿名性をもたせようと生まれたのがモネロ(Monero, XMR)です。

 

モネロの匿名性の特徴

仮想通貨に匿名性をもたせようとして生まれたモネロ。

どのようにしてその匿名性を確保しているのでしょうか。

モネロには以下の2つの特徴によって匿名性を実現しています。

  • 誰が送ったかわからない「リング署名」
  • 毎回アドレスが変わる「ステルスアドレス」

以下に説明していきましょう。

 

誰が送ったか分からない「リング署名」

リング署名とは、モネロの匿名性を実現している技術の一つです。

仮想通貨の取引では、

「AさんからBさんへ○○BTC(ビットコイン)を送金した」

という1対1のやりとりのため、受け取ったBさんは、アドレスを確認することでAさんが送ってくれたものだと判断することができます。

それに対して、モネロの「リング署名」は複数の人でグループをつくり、一度一カ所に集めてから送金を行います。

その流れは以下のようなイメージです

  1. 送金したい人たち複数人でグループをつくる
  2. それぞれの送金したい金額分の仮想通貨を、一度、大きな封筒に集める
  3. 「わたしは封筒にお金を入れました」と、グループの全員が署名する
  4. その袋の中から、あらためて送りたい人へ必要分が取り出されて送金される
  5. 受け取った人は「大きな封筒」から送金されているため、誰からの送金かを特定できない

一度、仮想通貨を一カ所に集めてしまうのがリング署名のキーポイントです。

お金を集めて一つの封筒に入れてしまえば、誰のものかはもうわかりませんね。

このような仕組みをつかってモネロの暗号化は行われています。

ちなみに、(3)の署名がグループで行われることから「リング署名」と呼ばれています。

 

毎回アドレスが変わる「ステルスアドレス」

ステルスアドレスとは、簡単に言うと、ワンタイムアドレス(使い捨てのアドレス)を使った仕組みです。

仮想通貨を送金するたびに自分の使い捨てのアドレスが発行されます。

新しく送金したいときはまた新しいアドレスが発行されるので、ブロックチェーンの取引履歴をさかのぼっても誰が送金したものかを特定することができません。

 

モネロはこれら「使い捨てのアドレス」と「リング署名」のコンビネーションによって強固な匿名性を実現しているのです。

 

匿名性があるゆえの課題

匿名性があるというのはメリットでもありますが、別の側面を見ると課題が残されています。

それは、不正な取引に使われかねないという課題です。

たとえば、マネーロンダリングに利用される可能性があります。

マネーロンダリングとは、犯罪などで不正に手に入れたお金の出所を分からないように、様々な銀行口座を経由して捜査を難しくする手法です。

また、麻薬や拳銃などを不正に売買する闇マーケットでも利用される可能性があります。

その場合、モネロによって決済することでお金の出所が分からなくなってしまいます。

匿名性がある仮想通貨ゆえに、悪いことに使われても追跡することができないのです。

ですから今後、どのようにして悪用されないようにできるかが大きな課題となっています。

 

モネロは送金スピードも早い

匿名性という特徴に見劣りしてしまいがちですが、モネロは送金スピードが早いという利点もあります。

これは、モネロの「ブロックサイズに制限がない」という特徴があるため。

ブロックサイズとは、一度にできる取引の量を表したものです。

ビットコインのブロックサイズは1MB(メガバイト)で、処理するのに約10分かかります。

これに対して、モネロはブロックサイズに上限がなく、処理するのに約2分で済みます。

ビットコインの5倍の早さでたくさんの取引を一度に処理することができるのです。

これにより、取引量が増しても処理が終わるまで長い時間待たされることもありません。

こうした便利さも、モネロが人気の理由となっています。

 

モネロ(Monero, XMR)についてまとめ

モネロについてここまで学んできたことを以下にあらためてまとめておきましょう。

<モネロ(Monero)についてまとめ>

  • ブロックチェーンを利用している仮想通貨はすべての取引内容を見ることができる
  • 仮想通貨に匿名性をもたせてプライバシーを守るためにつくられた
  • リング署名は、グループで署名をしてお金が誰から送金されたか分からなくする仕組み
  • ステルスアドレスは、ワンタイムアドレスを発行して送金者の特定をできなくする仕組み
  • 匿名性を利用して悪用されないようにしていくことが今後求められている
  • ブロックサイズに制限がなく送金スピードが早い

 

匿名性をもった仮想通貨モネロ(Monero)。

上手く活用できれば金融機関などでの利用も考えられます。

実際、モネロと似た仮想通貨である「Zcash(ジーキャッシュ)」はアメリカの大手金融機関であるJPモルガンと提携しています。

今後、良い活用のされ方が広まってくれるといいですね。

 

以上、今回はモネロ(Monero, XMR)について学びました。

ヒデヨシ

 

Photo: Descryptive.com

 

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