ネム(NEM, XEM)とは? 仮想通貨初心者にもわかりやすく解説

NEM

こんにちは、ヒデヨシです。

コインチェック(Coincheck)による仮想通貨の不正流出事件で一躍注目を浴びるようになった「ネム(NEM, XEM)」

どうも怪しくて悪いイメージがありますが、そもそもどんな目的でつくられ、どんな特徴があるのでしょうか。

調べてみて分かったのですが、ネムは今後伸びることがかなり期待されるポテンシャルをもった仮想通貨だったのです。

今回は、仮想通貨の「ネム(NEM, XEM)」についてわかりやすくまとめて学んでいきます。

 

ネム(NEM, XEM)とは?

ネム(NEM)はビットコインと同じような仮想通貨の一種です。

現実世界では「円」「ドル」「人民元」「ユーロ」のようにたくさんの種類の通貨が存在していますが、それと同じように、ネムはたくさんの種類がある仮想通貨のうちの一つになります。

通貨の単位は少し紛らわしいですが、「XEM」です。

 

ネム(NEM, XEM)の目的

ネムはブロックチェーンを使ったアプリケーション制作プラットフォームとして誕生しました。

「アプリケーション制作プラットフォーム」と言うと難しいかもしれませんが、イメージで言うとレゴブロックのようなものです。

lego bird

レゴブロックの場合、レゴブロックという世界共通のものづくり環境を利用することで、動物、お城、船、ロボットなどを自由に作ることができますね。

ネムはこれと同じように、「ネム(NEM)」というアプリの制作環境を利用することで、ブロックチェーン技術を活用した様々なアプリケーションを作ることができるのです。

 

「NEM」と「XEM」の違い

ちなみに、「NEM」と「XEM」の違いをまとめておくと、

  • NEM(ネム)
    ブロックチェーン技術を利用したアプリの制作環境
  • XEM(ゼム)
    ネムを利用して作られたアプリ上で利用できる仮想通貨

となります。

仮想通貨取引所での表記は「XEM」となっています。

紛らわしいので注意しましょう。

 

ネム(NEM, XEM)の特長

さて、そんなネムですが、様々な特長があります。

  • プルーフ・オブ・インポータンス(POI)
    だれでも仮想通貨ネムがもらえる仕組み
  • アポスティーユ
    自分のつくった文書が正式なものだと証明できる機能
  • マルチシグ
    セキュリティ性の向上
  • モザイクとネームスペース
    自分の仮想通貨を発行できる機能
  • カタパルト
    ネムの大型アップデート

なんだかカタカナの横文字ばかりですが、内容はとても簡単なのでご安心を。

それぞれわかりやすく解説していきましょう。

 

プルーフ・オブ・インポータンス(POI)

ネムの大きな特長の一つに「POI:プルーフ・オブ・インポータンス(Proof of Importance)」があります。

POIを端的に言えば、ネム(XEM)を好きでたくさん使ってくれる人が抽選でお礼(XEM)をもらえる仕組みです。

そう、XEMを買い物などの取引でたくさん利用してくれている人にはお礼が配られる仕組みなのです。

この抽選でお礼がもらえる仕組みは「ハーベスティング」と呼ばれています。

 

仮想通貨は承認作業が必要

そもそも、POIは仮想通貨取引の承認作業の一種です。

たとえばビットコインを取引する場合、「このビットコインは無事取引されました」というように第三者が取引を承認してくれています。

その承認してくれた人にはお礼としてビットコインが支払われる仕組みになっています。

これを「POW:プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work)」といいます。

ただし、このPOWには超高性能のコンピュータが必要になるので、それを準備できるお金持ちだけが承認作業の報酬を独占してしまい、平等に報酬がもらえない問題があります。

 

ネムの「ハーベスティング」はみんながXEMをもらえる

それに対してネムのPOIは

  • 一定量のXEMを持っている
  • XEMをつかって頻繁に取引している

という条件を満たした人なら誰でも承認者になることができます。

この条件は言い換えると、「ネム(XEM)をたくさん流通させてくれる人」を優先して承認者にして報酬を支払おうというもの。

経済はお金をたくさん使って、流通させることで発展します。

これを目的に、仮想通貨XEMをたくさん流通させてくれる人を「重要な人(Importance)」と位置づけて承認を優先してお願いし、報酬を支払うことでどんどんXEMを流通させて発展させることができます。

Proof of Importance とは、「ネムを発展させてくれる重要な人による承認作業」ということなのです。

 

自分の文書が正式なものだと証明できる「アポスティーユ」

NEMのブロックチェーン技術をつかってアポスティーユをおこなうことができます。

アポスティーユとは「公証」のことです。

公証とは、簡単に言うと、自分で書いた文書に対して「これは確かにあなたが作った正式なものです」と日本の政府から正式な文書だと認めてもらうことです。

このとき、文書に書いてある署名・押印・日付などが偽造されていないかなどがチェックされます。

 

正式な文書と証明したり、自分の権利を主張するときに使える

では、どんなときに使うことができるのでしょうか。

わかりやすい例でいうと「遺言状」などにつかうことができます。

遺言状は内容が改ざんされて相続する金額などが変わってしまったら大変です。

そんなときに、アポスティーユにより証明されている遺言状であれば、偽造されていないことが証明されているので本物だと信じることができます。

他には、自分で書いた小説やイラストの著作権とか不動産の所有権の証明などにも使うことができるため、応用の範囲が広くなっています。

 

仲介者が必要なくなるので便利

そして、仲介人が必要ないこともポイント。

正式な文書だと認めてもらうには、様々な証明書を準備して、関連機関を訪れて、といったように時間と手間をかける必要がありました。

しかし、NEMのブロックチェーン技術を利用することで、こうした面倒な手間が省かれ、より便利に公証をしてもらうことができるのも利便性の高さもポイントです。

 

セキュリティ性を向上させる「マルチシグ」

マルチシグとは、仮想通貨を利用する際にセキュリティ性を高める仕組みです。

仮想通貨の取引には「秘密鍵(パスワード)」が必要になります。

普通の取引のときは秘密鍵は一つしか用意されませんが、マルチシグの場合は秘密鍵を3つ用意することができます。

そして、3つの秘密鍵のうち2つが合っていなければ取引を行うことができません。

つまり、たとえば大切な秘密鍵の1つがハッキングされて盗まれてしまっても、その秘密鍵1つだけでは自分の口座を不正利用されることはありません。

また、自分の秘密鍵を1つ紛失したり忘れてしまったとしても、残りの2つを使うことができるので、安心することができます。

NEMを取引する際、秘密鍵を2つ入力する手間は増えてしまいますが、大切な仮想通貨がハッキングされてしまうよりはマシでしょう。

 

自分の仮想通貨をつくれる「モザイク」

NEMでは、自分の仮想通貨(トークン)を発行できる「モザイク」という機能があります。

自分の仮想通貨を作る手順は以下の2ステップです。

  1. ネームスペースを取得する
  2. 仮想通貨の名前を決める

 

1. ネームスペースを取得する

まず、ネームスペースを取得します。

ネームスペースとは、自分の仮想通貨をつくるための会社の名前のようなイメージです。

同じ名前の会社が世界に2つあると色々ややこしくなりますから、その名前がすでに使われていないかをチェックして取得します。

もし重複していなければ、自分の名前にちなんで「ヒデヨシ(hideyoshi)」なんかも設定できますよ。

 

2. 仮想通貨の名前を決める

そして、自分のつくりたい仮想通貨の名前を決めます。

たとえば、本ブログ名である「LRBITCOIN(lrbitcoin)」とか、自由に決めることができます。

 

以上の2つ、

  • ネームスペース(会社の名前)
    hideyoshi
  • 仮想通貨の名前(商品名)
    lrbitcoin

を決めることで、NEMのプラットフォームを利用して、自分のオリジナル仮想通貨をつくることができます。

これをうまく利用することで、自分のお金が流通する小さな国家をつくることもできるかもしれませんね。

※ちなみにネームスペースは年間レンタルとなり、手数料(XEM)がかかります。

 

ネムの大型アップデート「カタパルト」

カタパルトとは、2018年に控えているネムの大きなアップデートのことです。

アップデートの内容にはいくつかありますが、大きな更新点は「一度に取引できる量がとても多くなる」点です。

具体的には以下のようなスピード感になります。

  • ビットコイン(BTC):約7件/秒
  • イーサリアム(ETH):約15件/秒
  • リップル(XRP):約1,500件/秒
  • ネム(XEM):約4,000件/秒

ちなみに、VISAカードの取引量は約4,000〜6,000件/秒と言われており、それに匹敵するくらいの早さになるということになります。

これは決済のスピードが早くなるという意味ですから、スムーズに買い物と決済ができるようになり、実用性が増してとても便利に使えるようになるでしょう。

 

まとめ:仮想通貨ネム(NEM, XEM)について

ここまで仮想通貨ネム(NEM, XEM)について学んできました。

あらためて以下にまとめておきましょう。

<ネム(NEM, XEM)についてまとめ>

  • ネムはブロックチェーン技術を利用したアプリケーションの開発プラットフォーム
  • プルーフ・オブ・インポータンス(POI)は、だれでも仮想通貨ネムがもらえる仕組み
  • アポスティーユは、自分つくった文書が正式なものだと証明できる機能
  • マルチシグは、3つのパスワードでセキュリティ性を向上している
  • モザイクとネームスペースは、自分の仮想通貨を発行できる機能
  • カタパルトは、ネムの大型アップデートで、一度に取引できる量が多なって便利になる

 

巷では、「不正流出だ」「不安だ」「危険だ」とか言われていますが、ネムは多くのユニークな機能があり、大型アップデートも控えている、今後が期待される仮想通貨の一つだったことを今回学べました。

 

仮想通貨のトラブルの多くは仮想通貨自体にあるのではなく、仮想通貨をもっている人間の悪意や落ち度によって起こるものがほとんどです。

コインチェックによるネムの不正流出事件は、仮想通貨のネム自体が悪いのではなく、コインチェック側の管理の仕方に問題があったことが原因。

テレビや新聞などのマスメディアでは、悪い部分が大きく取り上げられてしまいますから、その裏に隠れている本来もつ良い部分に目を向けることも大切です。

ただ「危険だ」「怪しい」と思い遠ざけるのではなく、「本当に危険なんだろうか?」と常に疑問を持ちながら情報に触れることも求められています。

今後の良い教訓にしていきたいですね。

 

以上、今回はネム(NEM, XEM)について学びました。

ヒデヨシ

 

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